人を動かす! 実戦ビジネス日本語会話
ビジネスを成功に導くためには、正しい日本語力を身につけるだけでなく、ビジネスをスムーズに運ぶためのコミュニケーション能力が不可欠です。
本書では、日本語が上級レベルの学習者を対象に、特にコミュニケーション能力が必要とされる、「アポイントメント、交渉、苦情対応、トラブル処理、謝絶、インタビュー・取材、議論、プレゼンテーション」などの場面において、ロールプレイを中心とした練習を通して、必要な表現とスキルを学習します。各課は5つの課題からなり、まず、課題1のロールプレイで問題点を認識したあと、課題2で使用頻度の高い有用な表現を学びます。課題3で全体をまとめ、課題4で応用のロールプレイを行い、最後に、課題5でその評価を行います。現在の実力に飽き足らず、実戦のビジネスで通用する日本語会話力を身に付けたい学習者におすすめです。
目次
はじめに
本書の使い方
第1課 アポイントメント
課題1 ロールプレイにチャレンジ
課題2 戦略会話に沿ってスムーズに話す
戦略会話1 電話でのあいさつ
<練習>
縮約形の使い方
「~ています→~てます」
「~しておいて→~しといて」
戦略会話2 事情説明→面会の申し入れ
<練習1>
前置きの意味
<練習2>
よく使われる前置きの表現
「~んですが」と「~ですが/ますが」
<練習3>
「~かたがた」と「~がてら」の使い方
戦略会話3 面会の日時について相手の都合を聞く
<練習>
「けっこうです」はYES? NO?
戦略会話4 日時の確認→終わりのあいさつ
課題3 戦略会話1~4を通して話す
課題4 実戦会話 以下の流れに沿って会話する
課題5 評価する
第2課 業務引き継ぎ
課題1 ロールプレイにチャレンジ
課題2 戦略会話に沿ってスムーズに話す
戦略会話1 切り出す→事情説明→引き継ぎを指示する
戦略会話2-a 仕事の内容を順に指示する①
↔あいづちを打ちながら、確認・質問し、指示を仰ぐ
<練習>
「名詞+のほう」の使い方
戦略会話2-b 仕事の内容を順に指示する②
↔あいづちを打ちながら、確認・質問し、指示を仰ぐ
<練習>
情報を並べる接続詞の使い方
戦略会話3 緊急時の連絡先を指示する→質問の有無を確認する
→話を切り上げる
<練習>
話題の中の「こ・そ・あ」の使い方
課題3 戦略会話1~3を通して話す
課題4 実戦会話 以下の流れに沿って会話する
課題5 評価する
第3課 面会して交渉する
課題1 ロールプレイにチャレンジ
課題2 戦略会話に沿ってスムーズに話す
戦略会話1 訪問のあいさつ→世間話
<練習1>
世間話の意味
<練習2>
「そうですか」と「そうですね」の意味
戦略会話2 本題の切り出し→交渉(お互いの立場を主張する)
<練習1>
敬語の使い方①「お/ご動詞する(いたします)」
<練習2>
敬語の使い方②「(ご)動詞使役形ていただく」
戦略会話3 相手の意向を探りながら譲歩する
戦略会話4 返事を保留する→終わりのあいさつ
課題3 戦略会話1~4を通して話す
課題4 実戦会話 以下の流れに沿って会話する
課題5 評価する
第4課 個人客からの苦情(1)
課題1 ロールプレイにチャレンジ
課題2 戦略会議に沿ってスムーズに話す
戦略会話1 電話で苦情を受ける
<練習1>
敬語の使い方③「お/ご動詞(になって)ください」
<練習2>
「~んですから」の使い方
戦略会話2 わびながら自社の立場を説明する
<練習>
「こと」と「の」
戦略会話3 回答を保留する
課題3 戦略会話1~3を通して話す
課題4 実戦会話 以下の流れに沿って会話する
課題5 評価する
第5課 個人客からの苦情(2)上司に引き継ぐ
課題1 ロールプレイにチャレンジ
課題2 戦略会話に沿ってスムーズに話す
戦略会話1 苦情を言ってきた客を上司に引き継ぐ
<練習>
「動詞なくて」と「動詞ないで」
戦略会話2 電話でのあいさつ→わびながら自社の立場を説明する
戦略会話3 善後策を提示し、理解を求める→終わりのあいさつ
<練習1>
電話でよく使う前置き
<練習2>
「なん~」を使った前置き
課題3 戦略会話1~3を通して話す
課題4 実戦会話 以下の流れに沿って会話する
課題5 評価する
第6課 トラブル処理(1)
課題1 ロールプレイにチャレンジ
課題2 戦略会話に沿ってスムーズに話す
戦略会話1 電話でのあいさつ→トラブルの発生
戦略会話2 相手に配慮しながらトラブルの内容を尋ねる
→問題の詳細を把握し、速やかに対応する
<練習>
「こんな・そんな・あんな・どんな」の丁寧な言い方
戦略会話3 おわび→困っている状況を聞く
戦略会話4 速やかな解決を約束する→終わりのあいさつ
<練習1>
「思われる」「考えられる」「見られる」
<練習2>
「とりあえず」と「一応」の使い方
課題3 戦略会話1~4を通して話す
課題4 実戦会話 以下の流れに沿って会話する
課題5 評価する
第7課 トラブル処理(2)上司への報告
課題1 ロールプレイにチャレンジ
課題2 戦略会話に沿ってスムーズに話す
戦略会話1 切り出す→上司に報告する
<練習>
体を使った表現「腹」「頭」「おしり」
戦略会話2 上司から注意・指示を受ける
<練習1>
情報を補足する接続詞の使い方
「なお」「ただし」「ただ」
<練習2>
理由を表す表現「~だけに」
課題3 戦略会話1、2を通して話す
課題4 実戦会話 以下の流れに沿って会話する
課題5 評価する
第8課 謝絶する
課題1 ロールプレイにチャレンジ
課題2 戦略会話に沿ってスムーズに話す
戦略会話1 訪問のあいさつ
→本題を切り出し、謝絶の事情説明をする
<練習>
「名詞+ありき」の使い方
戦略会話2 相手に配慮しながら今回の経緯について話す
<練習>
「多い」と「多くの」の使い方
戦略会話3 今後のつきあいを踏まえたやりとり→終わりのあいさつ
<練習1>
「という」の使い方①「という+名詞」
<練習2>
「という」の使い方②「ということになる/する」
課題3 戦略会話1~3を通して話す
課題4 実戦会話 以下の流れに沿って会話する
課題5 評価する
第9課 インタビュー・取材
課題1 ロールプレイにチャレンジ
課題2 戦略会話に沿ってスムーズに話す
戦略会話1 訪問のあいさつ→名刺交換
戦略会話2 インタビューの目的
→相手に賛同しながら質問のための雰囲気を作る
<練習>
名詞化された表現
戦略会話3-a 質問する→相手の回答を更に発展させて質問する
戦略会話3-b 次の質問をする
→相手の回答について詳細な説明を求める
<練習>
あいづちの使い方
戦略会話4 相手から大切な情報を聞き出す
<練習>
敬語の使い方④「~いただけないでしょうか」と
「いただけないんでしょうか」
戦略会話5 話をまとめる→終わりのあいさつ
課題3 戦略会話1~5を通して話す
課題4 実戦会話 以下の流れに沿って会話する
課題5 評価する
第10課 議論する
課題1 ロールプレイにチャレンジ
課題2 戦略会話に沿ってスムーズに話す
戦略会話1 提案者が案件を説明し、見解を述べる
<練習>
複合動詞「動詞+ぬく」と「動詞+きる」
戦略会話2-a 議論する~質問の形で反対の意を表す
→婉曲表現を使って質問に答える~
<練習>
「~という+名詞」と「~といった+名詞」の使い方
戦略会話2-b 議論する~意見をサポートする
→提案者が資料を使って質問に答える~
<練習>
「よね」の使い方
戦略会話3 次回の議論に持ち越す
課題3 戦略会話1~3を通して話す
課題4 実戦会話 以下の流れに沿って会話する
課題5 評価する
第11課 プレゼンテーション
課題1 ロールプレイにチャレンジ
課題2 戦略会話に沿ってスムーズに話す
戦略会話1 序論~本論を紹介する~
戦略会話1-a あいさつ
戦略会話1-a[補足] 資料を訂正する
戦略会話1-b 背景説明
<練習1>
グラフ説明の表現
<練習2>
プレゼンや会議で使われる表現
戦略会話1-c 提案
<練習>
「そこで」の使い方
戦略会話2 本論~目次に沿って詳細に説明する~
戦略会話3 結論~本論を要約する~
戦略会話4 質疑応答→終わりのあいさつ
<練習1>質問の答え方①
<練習2>質問の答え方②
課題3 戦略会話1~4を通して話す
課題4 実戦会話 以下の流れに沿って会話する
課題5 評価する
機能表現
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関連情報
人を動かす! 実戦ビジネス日本語会話
-
価格: 3,080円(税込)
- 判型: B5
- 頁数: 192頁
別冊: 47頁 (スクリプト、課題3・課題4 会話例)
-
CD: 1枚
- ISBN: 9784883194704