2022年2月 ABK日本語教育勉強会(オンライン開催)
現役の教師(および教師を目指す人)が、互いに学び合う勉強会です。
日々の授業のために、ヒントを見つけましょう!
☆ 実践共有 ☆
どんな漢字語を? どんな練習で?
初中級学習者を対象としたオリジナル漢字語彙教材作成の試み
☆ 初級再履修者に効果的な学習法 ☆
『TRY! N4』『TRY! N5』を活用して
☆ 日本語教育 基礎の確認(第7回) ☆
「は」と「が」の整理と 具体的な教え方の例
◆2月5日(土)◆
実践共有
どんな漢字語を? どんな練習で?
初中級学習者を対象とした
オリジナル漢字語彙教材作成の試み
(オンライン開催)
新しい語彙が、何十個の単位で次々と提出される……
学習者も努力し、教師も工夫し、それでも語彙が覚えられない……
「うんうん」と頷いている方も少なくないのではないでしょうか。
この回は、拓殖大学の星野先生をお迎えし、初中級の学生のための教材制作の実践例を共有していただき、それを通じて語彙教育に関して学びたいと思います。
星野先生 自己紹介:
星野智子です。
現在、拓殖大学別科日本語教育課程ならびに政経学部で留学生向けの日本語授業を担当しています。これまで、国内外で20年ほど日本語教育に携わってきました。そして、「漢字」の学習が日本語学習そのもののモチベーションに大きく影響している学習者たちに多く出会ったことから、漢字語彙の教材作成や教室活動に強い関心を持つようになりました。
【内 容】
1.初中級学習者に見られる漢字語彙学習の難しさとは?
2.重要な漢字語とは?語彙選定に関する一案
3.教材(練習問題)作成試みの紹介
4.今後の課題~教材を使用した学習者の声をもとに~
漢字語彙力を強化したいと望みながらもうまくいかずに苦心している学習者に対して、どんな漢字語をどうやって練習すればよいのでしょうか。今回は、特に「初中級」というレベルに注目し、重要語彙の選定方法と、学習者がそれらのどこに注目して覚えればよいか意識化を促す練習教材作成の一例(漢字語の読み、コロケーション、助詞など)をご紹介したいと思います。
【先生からのメッセージ】
みなさんのクラスには、単漢字の読みの多さに苦手意識を持っていたり、導入語彙の多さに圧倒されたりしている学習者はいらっしゃいませんか? 学習者も教師もがんばっているのに、なかなかうまく漢字語彙が定着せず、どうすればいいのか悩んだ経験をお持ちの方は多いのではないかと思います。わたしもその一人で、長く試行錯誤を繰り返してきました。
今回は、漢字を勉強する際、単漢字ベースではなく漢字語を一つの固まりと捉え、かつ重要度の高い漢字語を優先的に練習して定着を促せるようにと考えて作ったオリジナル教材についてご紹介したいと思います。
ぜひ、みなさんのご意見もお聞かせください。
【日 時】
2月5日(土) 9:30~11:30(情報交流会:~12:30 自由参加)
【講 師】
星野 智子(拓殖大学)
【参加費】
2,000円
【締 切】
1月28日(金)17時(日本時間)
【2月5日 お申込み用リンク】
https://forms.gle/XzfktfSqBDizubYK7
◆2月12日(土)
初級再履修者に効果的な学習法
『TRY! N4』『TRY! N5』を活用して
(オンライン開催)
初級のコースをもう一度。「2度目をやってよかった」「今度はわかった」「できるようになった」。そんな望ましい再履修もあります。
「でも」という声が聞こえてきそうです。
『TRY!』シリーズ監修・著者の町田先生と共に、学習者にとって楽しく有意義な復習について、考えましょう。
【先生からのメッセージ】
一度初級レベルの学習を修了したにもかかわらず、そのレベルに達していないため、再履修する必要のある学習者の方がいらっしゃいます。そのような学習者のために、どうしたら効率的に復習を進めて、定着が図れるのか、それは私にとって長年の課題の1つでした。皆様の中にも、同じように悩んでいらっしゃる方も多いのではないかと思います。
『TRY! N4・N5』(アスク出版)はそのような学習者に最適なテキストです。ご一緒に再履修の方の現状を確認し、『TRY! N4』『TRY! N5』の活用法を考えたいと思います。
『TRY! N4』『TRY! N5』をお使いにならない方にも、再履修の方との学習の進め方の参考になると思います。ご参加、お待ちしています。
【日 時】
2月12 日(土) 9:30~11:30(情報交流会:~12:30 自由参加)
【講 師】
町田 恵子(元 アジア学生文化協会日本語コース 副校長・教務主任)
【参加費】
2,000円
【締 切】
2月4日(金)17時(日本時間)
【2月12日 初級再履修者 お申込み用リンク】
https://forms.gle/D1Yd9zuscXUEyTNt9
◆2月19日(土)◆
日本語教育 基礎の確認(第7回)
「は」と「が」の整理と
具体的な教え方の例
(オンライン開催)
『みんなの日本語』、『大地』などの初級教科書で学ぶ「は」と「が」についての知識を整理し、実際の教え方の具体的な例を共有します。
経験の浅い先生方、日本語教育を勉強中の方のための回です。
「経験は一定程度以上あるけれど」という方は、基礎的な内容であることをご理解の上、ご参加ください。
【日 時】
2月19日(土) 9:30~11:30(情報交流会:~12時30分 自由参加)
【講 師】
亀山 稔史(ABK学館日本語学校)
【参加費】
2,000円
【締 切】
2月11日(金)17時(日本時間)
【2月19 日 基礎の確認 「は」「が」 お申込み用リンク】
https://forms.gle/JDNWNg1ZWFcAhgwV9
【各回共通】
事情により、テーマ、講師を変更する場合があります。
お申込み方法:
それぞれの回のリンクからお申込みください。
確認のメールが申し込み直後に届きますので、保存しておいてください。
お支払いについては、ABK学館のサイトの「メニュー」→「お支払い」をご覧ください。
ZOOMのリンク等はメールでお送りします。
勉強会の前日午後に届いていない場合はご連絡ください。
【お問合わせ】
メール info@abk.ac.jp 件名「勉強会 問合わせ」
電話 03-6912-0756
担当:亀山(授業中の場合があります)