2025年3月8日(土)CEFRによる「行動中心の考え方」にもとづく言語教育 ― 理論と実践の視点から ―
【催し名】CEFRによる「行動中心の考え方」にもとづく言語教育 ― 理論と実践の視点から ―
【講師】山田 美樹(お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科 博士後期課程1年)
【日時】2025年3月8日(土)13:30〜16:30
【開催方法】ZOOMウェビナー
【受講料】無料 (定員:450名先着順)
【詳細・申込】https://osakaymca.ac.jp/jle-center/4th.html
【概要】
2001年に発表された欧州言語共通参照枠(CEFR)は日本を含む世界各国の言語教育に多大な影響を与えています。
日本の言語教育においてまず関心が寄せられたのは、CEFR の「共通参照レベル」と「例示的能力記述文」であり、近年ではCEFR を教育の到達目標として導入する教育機関が増えています。また、個人の中で複数の言語に関する知識や経験が相互に関連し合いながら言語能力が形成されるという考え方を示したCEFR の複言語主義は、英語偏重の日本の外国語教育に示唆を与える概念として研究が進められてきています。しかしその一方で、CEFR の「行動中心の考え方」が議論の対象となることはきわめて少なく、その理論的および方法論的特徴が十分に理解されているとは言えない状況です。
本講演では、「行動中心の考え方」の特質を理解することを目指し、「行動中心の考え方」と従来の「コミュニカティブ・アプローチ」との違いや関連、またこの考え方の重要概念である「タスク」や「能力」の特質を確認します。その上で、CEFR 発表直後からこの考え方に関する研究や実践が進められてきたフランスでの現地調査をもとに、フランスでのフランス語教育における「行動中心の考え方」の受容と実践の現状を報告し、CEFR が提唱する「行動中心の考え方」について理論と実践の双方から理解を深めることを目指します。
【講師】山田 美樹(お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科 博士後期課程1年)
【日時】2025年3月8日(土)13:30〜16:30
【開催方法】ZOOMウェビナー
【受講料】無料 (定員:450名先着順)
【詳細・申込】https://osakaymca.ac.jp/jle-center/4th.html
【概要】
2001年に発表された欧州言語共通参照枠(CEFR)は日本を含む世界各国の言語教育に多大な影響を与えています。
日本の言語教育においてまず関心が寄せられたのは、CEFR の「共通参照レベル」と「例示的能力記述文」であり、近年ではCEFR を教育の到達目標として導入する教育機関が増えています。また、個人の中で複数の言語に関する知識や経験が相互に関連し合いながら言語能力が形成されるという考え方を示したCEFR の複言語主義は、英語偏重の日本の外国語教育に示唆を与える概念として研究が進められてきています。しかしその一方で、CEFR の「行動中心の考え方」が議論の対象となることはきわめて少なく、その理論的および方法論的特徴が十分に理解されているとは言えない状況です。
本講演では、「行動中心の考え方」の特質を理解することを目指し、「行動中心の考え方」と従来の「コミュニカティブ・アプローチ」との違いや関連、またこの考え方の重要概念である「タスク」や「能力」の特質を確認します。その上で、CEFR 発表直後からこの考え方に関する研究や実践が進められてきたフランスでの現地調査をもとに、フランスでのフランス語教育における「行動中心の考え方」の受容と実践の現状を報告し、CEFR が提唱する「行動中心の考え方」について理論と実践の双方から理解を深めることを目指します。