中級日本語文法と教え方のポイント

『初級日本語文法と教え方のポイント』に続く「中級編」です。 文法項目の意味用法の説明に加え、特に中級で重要な、 その文法項目が「いつ使われるか」に重点を置いて作成されています。 また、その項目が「どのような語と結びつきやすいか」 類義表現とどう異なるのかについても詳しく説明されています。 中級レベルの学習者に対する文法指導に役立つ一冊です。

目次

まえがき
本書の使い方

Ⅰ 助詞
〈複合格助詞〉
1 として(は)・にとって(は)・(にしては)
2 ~から~にかけて・にわったて・(にかけては)
3 に対して
4 について・に関して・(をめぐって)
5 にもとずいて・をもとにして・にそって・(にのっとって・に即して)
6 によって
7 を通じて・を通して

〈取り立て格助詞〉
8 くらい(ぐらい)・ほど
9 こそ
10 さえ・でさえ
11 だけ・(しか・だけしか)
12 など・なんか・なんて・(でも)
13 ばかり
14 まで・(までに)

指導法あれこれ〈1〉
(に対して、について、を通じて・を通して、ほど、さえ、だけ、まで)

Ⅱ 文末表現
〈テンス・アスペクト的なもの〉
15 ~つつある
16 ~(よ)うとする
17 ~始める・~出す・(~かける)
18 ~きれない・~えない・~かねる・(~きれる・~える/うる・~かねない)
19 ~にくい・~づらい・~がたい

〈ムード(モダリティ)〉
20 ~ことだ
21 ~(せ)ざるをえない・(~ほかない・~しかない)
22 ~てならない・~てたまらない・~てしかたがない・(~てしようがない)
23 ~ないではいられない・~ずにはいられない
24 ~にちがいない・~に相違ない
25 ~べきだ
26 ~まい
27 ~ものだ
28 ~(し)ようがない・~(し)ようで・~(し)ようによって
29 ~ん(の)じゃないか・~のではないか

指導法あれこれ〈2〉
(~(よ)うとする・~(よ)うと思う、~にくい・~づらい・~がたい、~ことだ、~ないではいられない・~ずにはいられない、~にちがいない、~べきだ、~まい、~のではないか)

Ⅲ 従属節
30 ~あいだ(は)・~あいだに
31 ~一方だ・~一方(で)・(~反面)
32 ~うえで・~際(に)・~に際して
33 ~うちに・~うちは
34 ~おかげで・~せいで
35 ~かぎり・~かぎりでは・~にかぎって
34 ~おかげで・~せいで
35 ~かぎり・~かぎりでは・~にかぎって
36 ~からには・~以上(は)・~うえは・(~ん(の)だから・~からこそ)
37 ~かわりに・~にかわって
38 ~くせに・~にもかかわらず・~にかかわらず
39 ~結果・~あげく・~うえで・(~すえに)
40 ~(の)ことだから・~ものだから・(~わけだから)
41 ~ては・~とも
42 ~というと・~といえば・~といったら
43 ~(た)ところ・~(たところが)・~ところに/へ・~ところを
44 ~とすると・~とすれば・~としたら
45 ~(た)とたん(に)・~(たか)と思うと・~次第・(~や否や・~なり)
46 ~となると・~となれば・~となったら
47 ~ないで・~なくて
48 ~ず・~ずに
49 ~ながら・~なが(も)
50 ~につれて・~にしたがって・~にともなって・~とともに・(~の応じて)
51 ~には・~のに
52 ~場合
53 ~まま(で)・~まま(に)・(~とおり(に)・~っぱなし(で))
54 連用中止(形)

指導法あれこれ〈3〉
(~あいだ(は)・~あいだに、~一方(で)、~おかげで・~せいで、~にかぎって、~からには・~以上(は)、~結果、~ものだから・~わけだから、~(た)ところ・~ところに/へ・~ところを、~とすると、~ないで、~ながら、~場合~まま(で))

参考文献
索引

関連情報

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中級日本語文法と教え方のポイント

  • 著者:
    市川保子
  • 価格: 2,200円(税込)

  • 判型: A5
  • 頁数: 482頁
  • ISBN: 9784883194452

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