日本語誤用辞典 外国人学習者の誤用から学ぶ 日本語の意味用法と指導のポイント
外国人学習者が日本語を習得する上でおかす「誤り(誤用)」を取り上げ、その要因を解説し、誤用から得た日本語指導のポイントをまとめたものです。170項目の見出し項目、2720文の例文を掲載しました。各項目を50音順に並べ、インデックスによる検索のしやすさにも配慮しています。
日本語教師、日本語教育を専攻する学生、必携の書です。
目次
まえがき
本書をお使いになる方へ
<あ―お>
(て)あげる・(て)さしあげる
あと(で)
あまり
いちばん(一番)
いつも
いま(今)
いわば
受身文
うちに
<か―こ>
が[助詞]
が・けれども
かならず(必ず)
可能文
かもしれない
から①[助詞]
から②[理由節]
きっと
疑問引用節
(て)くれる・(て)くださる
結局
こと[名詞節]
ことができる
ことだ
<さ―そ>
さて
さらに
し[並列(継起)節]
使役文
使役やりもらい
しか
しかし
しかも
指示語(こ・そ・あ)
したがって
実は
自動詞
自分で
ずいぶん
ずっと
すなわち
すると
ぜひ
全部
そうだ①[様態]
そうだ②[伝聞]
そこで
そして
そのうえ
それから
それで
それでは
それに
<た―と>
た
たい
だいたい
たいてい
たいへん(大変)
だが
だから
たくさん
だけ
だけしか
たしか
確かに
(し)出す
他動詞
たぶん
たまに
ため(に)①[理由節]
ため(に)②[目的節]
たら
たり
だろう
つい
つまり
つもりだ
て①[理由節]
て②[並列(継起)節]
で[助詞]
てある
ていく
ている
ておく
てから
てくる
てしまう
てほしい
てみる
ても
でも[接続詞]
と[条件節]
と言う
~という~
というのは
どうしても
どうも
と思う
とき
ときどき(時々)
ところが
ところで
として
とても
<な―の>
なかなか
なければならない
なら
なる・ようになる
に[助詞]
(し)に[目的節]
に関して
に対して
にちがいない
について
にとって
には[目的節]
によって
の①[助詞]
の②[名詞節]
のだ/んだ
ので
のに①[逆接節]
のに②[目的節]
<は―ほ>
は[助詞]
ば[条件節]
はじめ・はじめて
(し)始める
はずだ
べきだ
ほうがいい
ほとんど
本当に
<ま―も>
前(に)
また[接続詞]
まだ
または
まで
まるで
みな(皆)・みんな
名詞修飾節(連体修飾節)
名詞の並列(と、や、とか)
名詞文・形容詞文の並列(で・くて)
も[助詞]
もう
もっと
もっとも[接続詞]
最も
ものだ
(て)もらう・(て)いただく
<や―よ>
やっと
やはり・やっぱり
(よ)う
要するに
ようだ
ように
よく
<ら―ろ>
らしい
連用中止(形)
<わ―ん>
わけだ
を[助詞]
んじゃないか
引用文献・参考文献
索引(文法範疇による)