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日本語文法演習 ことがらの関係を表す表現 ―複文―
日本語文法演習シリーズは、上級レベルの日本語を適切に産出するために、文法をわかりやすく整理・説明し使い方の練習をするものです。本書では、条件、時間、理由、目的、引用、付帯、例示などの表現を類義表現とともに学びます。「こと」「の」「ところ」の機能や、「んですから」「んだったら」「がてら」「やら」などの話し言葉にあらわれる形式についても、ニュアンスの微妙な違いを理解し、適切に使えるようになることをめざします。
レベル:上級
類別:文法 使用時間目安:20~23時間
目標:上級レベルの日本語を適切に産出する。
構成:全5章…「順接条件」「逆説表現」「時の表現」「原因・理由」「その他」
『日本語文法演習 ことがらの関係を表す表現 ―複文― 改訂版』の発行に伴い本書は絶版となりました。
目次
はじめに
この本を使う方へ
Ⅰ 順接条件
ウォームアップ
1.と・ば・たら・なら
(1)と・ば・たら
(2)なら
2.条件を表す複合形(発展)
(1)仮定を表す複合形
①かぎり(では)
②ないことには~ない
③(よ)うものなら
④くらいなら
(2)仮定・確定を表す複合形
①とすれば・とすると・としたら
3.総合練習
Ⅱ 逆接条件
ウォームアップ
1.ても・のに・が/けれど
2.逆接条件を表す複合形(発展)
(1)「ても」類
①といっても
②にしても・としても
③(よ)うが・(よ)うと
④からといって(~は)
⑤たところで
⑥(よ)うにも
(2)「のに」類
①くせに
(3)「けど」類
①は/ならともかく(とにかく)
②ものの
③にしては
④わりに(は)
3.総合練習
Ⅲ 時の表現
ウォームアップ
1.とき(に)は
2.場合(に)は
3.時を表す表現(発展)
①をきっかけに(して)
②なり
③次第
④末に
4.総合練習
Ⅳ 原因・理由
ウォームアップ
1.基本的な形―から・ので・て・なくて・ため(に)―
(1)から・ので
①用法の違い
②理由以外の「から・ので」
(2)て・なくて
(3)ため(に)
2.話し手の判断を含む形式
(1)のだから・んですから
(2)おかげで・せいで
(3)からには・以上(は)
(4)からこそ
(5)ばかりに
(6)あまり(に)
(7)だけに・だけあって
(8)がゆえに
(9)し
Ⅴ その他
ウォームアップ
1.形式名詞と名詞化
(1)「もの」と「こと」
①「もの」と「こと」
②名詞+のこと
③というのも・こと
(2)名詞化
①名詞化とは
②「こと・の」と動詞
③~のは~だ
④~の~の
(3)ところ
①「ところ」の意味
②ところに・ところを
2.て形・連用中止形・なく(て)・ないで・ずに
(1)て形
(2)連用中止形
(3)なくて・ないで・ずに
3.目的
(1)ため(に)・よう(に)
(2)のに・に
4.引用
(1)引用文
(2)引用文と動詞
(3)という
5.付帯状況・例示など
(1)ながら・まま
(2)がてら
(3)と
(4)なり
(5)やら
6.総合練習
ちょっと一息
①「ても」のその他の用法
②「ば」の慣用表現:「ことわざ」
③「ば」「なら」の列挙用法
④複文のいいさし形
⑤条件形の副詞、接続詞用法
⑥「疲れていたからか」の「か」
⑦「X(辞書形)うえでY」
⑧「XはおろかY~」
⑨「とみえる」と「が見える」
⑩「XどころかY」
⑪「XことなくY」
総合演習
参考文献