日本語文法演習 助詞 ―「は」と「が」、複合格助詞、とりたて助詞など―

日本語文法演習シリーズは、上級レベルの日本語を適切に産出するために、文法をわかりやすく整理・説明し使い方の練習をするものです。本書「助詞」は、上級学習者にとっても使い方の難しい、「は」と「が」、複合格助詞、とりたて助詞などを扱っています。
 文法規則を最初に示すのではなく、使う人が考えながらルールを導きだせるように、まず、用例から問題の所在を意識し、次に文法のルールを導き、ルールを確認しながらさらに具体的な用例を見ていきます。最後に実際使われている文に即して練習をします。

レベル:上級
類別:文法  使用時間目安:20~25時間
目標:上級レベルの日本語を適切に産出する。
構成:全3章…「複合格助詞」、「その他の助詞」、「は」と「が」

目次

はじめに
この本を使う方へ

Ⅰ.複合格助詞
ウォームアップ
1.対象を表す複合格助詞
●に対して
●「に対して」と「について」
2.特徴に注目する複合格助詞
●として
●にとって
●「として」と「にとって」
●「にとって」と「に対して」
3.情報源を表す複合格助詞
●に基づいて
●「によると」「から」
4.原因を表す複合格助詞
●によって
●「によって」と「(の)ため」
5.変化を表す複合格助詞
●「につれて」「にしたっがて」
●にともなって
6.複合格助詞の名詞を修飾する形
7.総合練習

Ⅱ.その他の助詞
ウォームアップ
1.その他の助詞
●対比の「は」
●数量語+は
●数量語+も
●数量語+しか~ない
●しか~ない
●名詞ばかり
●動詞てばかりいる
●こそ
●からこそ
●さえ
●~さえ~ば
●[なんか/なんて]
●「で」と「に」
2.総合練習

Ⅲ.「は」と「が」
ウォームアップ
1.「は」が使えない場合
2.節の場合
 2-1.従属節の場合(1)
 2-2.名詞修飾節の場合
 2-3.従属節の場合(2)
3.文の場合
 3-1.一般的な場合
 3-2.例外的な場合(1)―感じたことをそのまま伝える場合(中立叙述)―
 3-3.例外的な場合(2)―排他―
4.「は―が」文
5.総合練習

ちょっと一息
①対象を「を」で表さず、「に」で表す動詞
②「に関して」
③「によって」のさまざまな用法
④「(数)も+~ば」
⑤「だけだ」
⑥「のみ」
⑦「なんか/なんて」による例示の用法
⑧節
⑨「は」と「が」の関係―入れ替えられる場合―
⑩僕はウナギだ?

総合演習
参考文献

関連情報

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  • 著者:
    中西久実子 , 庵功雄
  • 価格: 1,430円(税込)

  • 判型: B5
  • 頁数: 59頁

    別冊: 13頁 (解答)

  • ISBN: 9784883195404

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