日本語文法演習 まとまりを作る表現 ―指示詞、接続詞、のだ・わけだ・からだ―
指示詞、接続詞、のだ・わけだ・からだといった文のまとまりを作る文法項目について、体系的に知識を深めるとともに、上級で必要なより詳しい用法や使い分けを取り上げて学習していきます。他のシリーズと同様、問題を解くことを通して、ルールを発見しながら、微妙な使い分けができるようになることを目指しています。日本語の指導に携わる方にもおすすめの1冊です。
目次
はじめに
この本を使う方へ
Ⅰ.指示詞
ウォームアップ
1.現場指示と関係がある場合
●現場指示と同じ場所
●「今」に関係する場合
2.文脈指示(1)
●知っているものと知らないものの区別
●ソとアの使い分け
●人の指し方
3.文脈指示(2)―コとソの使い分け―
●文章(書き言葉)におけるア
●ソしか使えない場合(1)
●ソ(「その」)しか使えない場合(2)
●コが使われる場合
●コを使った方がいい場合
●指すものが後から出てくる場合
4.その他の問題
●「この/その/あの」と「こんな/そんな/あんな」
●「こんなに/そんな/あんなに」
●「こう/そう/ああ」
●「これら/それら/あれら」
5.総合練習
Ⅱ.接続詞
ウォームアップ
1.接続詞の使い方
1-1.「しかし」と「ところが」
1-2.「だって」と「でも」
1-3.「そして」と「また」と「それから」
1-4.「それに」と「しかも」
1-5.「その上」と「さらに」
1-6.「ところで」と「(それ)では」
1-7.「なお」と「ただし」と「ただ」
1-8.「すなわち」と「つまり」と「要するに」
1-9.「「その結果」と「したっがって」
1-10.「そこで」と「そして」
2.形は似ているが、意味が違う接続詞
2-1.「その上」と「その上で」
2-2.「それで」と「それでは」
2-3.「それにしても」と「それにしては」
2-4.「ところで」と「ところが」
2-5.「また」と「または」
3.呼応表現
3-1.「確かに…が」
3-2.「というのは/なぜなら/なぜかというと…からだ
4.総合練習
Ⅲ.のだ、からだ、わけだ
ウォームアップ
1.疑問文・否定文における「のだ」
●「のだ」(1)疑問文の場合
●「のだ」(2)否定文の場合
2.平叙文における「のだ」
●「のだ」(3)理由を表す場合
●「のだ」(4)状況と結びつける場合
●「のだ」(5)言い換えを表す場合
●「のだろう」など
●「のだ」(6)解釈、言い換えに対応する疑問文
●「のだ」(7)発見を表す場合
●「からだ」
3.「のだ」と「からだ」「わけだ」
●「のだ」と「からだ」
●「ためだ」
●「わけだ」
●「のだ」と「わけだ」
●「わけではない」
●「のではない」と「わけではない」
●「わけにはいかない」
●「わけがない・はずがない」
4.「ではないか」と「のではないか」
●否定疑問文と「Nではないか(じゃないか)」
●「のではないか」(1)
●「のではないか」(2)
●「のではなか(んじゃないか)」(3)
●「ではないか(じゃないか)」
●「のではないか(んじゃないか)」と「ではないか(じゃないか)」
5.総合練習
ちょっと一息
①アの使い方
②コとソの使い分け
③「こんな」類と「こういう/こういった/こうした」類
④「そして」と「しかし」
⑤物事を並べる表現
⑥クイズの場合
⑦「わけだ」と関連する表現
⑧「わけだ」のその他の用法
⑨「じゃない」について
⑩「じゃないですか」の使い方
総合演習
参考文献
関連情報
日本語文法演習 まとまりを作る表現 ―指示詞、接続詞、のだ・わけだ・からだ―
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価格: 1,430円(税込)
- 判型: B5
- 頁数: 84頁
別冊: 15頁 (解答)
- ISBN: 9784883196487